修士から無職への過渡

大学院からドロップアウトする真っ只中。

半休学

もはや殆ど大学院には行っていない

教授からは奴隷をこき使おうと強い命令口調であれこれメールは来るが返信はしていない

奴隷がいて当たり前という感覚の教授を作り出したのは何なのか

社会に出たことがないとああなってしまうのか

最初から社会不適合だからこその自己中心的なのか

今はひっそり小さいながらも楽しい会社で下働きをしている

安い給料だが理不尽な叱責も奴隷扱いもない

逆説的だが、今の上司になら奴隷扱いをされてもついて行こうという気になる

人間扱いされないのは自分が使えない人間だからだと思い悩み自殺まで考えたが、今考えると何ともちっぽけな悩みだった

とにかく、今は命があるという事実が嬉しい

教授とは…

教授が学会で発表するから理論の構築から実験を経て発表用のスライドまで作って教授に渡す。

教授は渡されたスライドにさんざんケチをつけ修正させる

そして学会で発表するのは教授のみ

教授とは一体何なのだろうか

自分でモデリングの一つも出来ないのか

一から十まで学生に甘えっぱなしで何をしているのか

学生が何を言っても何をやっても文句しか言わず、質問を受ければ「勉強不足」というだけ

そのくせ指導者ヅラは立派なもんだ

学生が多色理不尽な扱いを受けるのは仕方ない

社会に何も貢献していないから

ただお金を出して指導を受けるのだからせめてどこか尊敬できる人間に指導されたい

あぁ、俺は大学院に向いていない人間にはなんだと実感するよ

学生とは何か

今日も今日とて滅茶苦茶だ。

「これやっといてよ」

自分に都合の良い形でレポートができてそのまま学会に出せるもんだと思ってる。

電子レンジでご飯を温める感覚なんだろう。

チンッて鳴って温かくなければ怒鳴りつけてもう一度。

電子レンジは人間か否か

学生は人間か否か

奴隷は人間か否か

やる気はなくとも

毎日のように教授がうるさい。

教授の研究の手伝いをすること自体に問題はないが、僕に拒否権が一切ないのが不満でしょうがない。

土日、深夜問わずデータを取ることを強要される。

叱咤と罵声のオマケ付きだ。

修了した先輩達は口を揃えて

「何も身につかず2年が終わった」

「理不尽と屈辱の2年間」

と言う。

なんで大学院なんかに進んでしまったのか、毎日後悔してる。

自分の研究テーマはとても好きだし、研究のアイデアもたくさん思い浮かぶ。

そのアイデアに基づいて実験したい。

大学院は自分の好き勝手やっていい場所じゃないことは頭では理解しているものの、教授の奴隷となることにも胎が落ちない。

意味

辞める辞める言ってる時間があればさっさと辞めて次を見つければいいんだけど次がなかなか見つからないのよね

大学院に在籍する意味が本当に見出せない

教授の世話を強制させられてそれにひたすら文句を言われ続けるのに価値があるんだろうか

学会に行くこともなく、論文を投稿することもなく、ただ教授の奴隷になって教授に頭を下げ続けることに意味があるんだろうか

学歴のため、学歴のため…

学歴って何だ?

何で辛いか分かった

教授と上手くいかないのは何でだろうなー、とぼんやり考えた。

あくまで僕の場合

・教授は、学生とは24時間教授のために無賃労働するロボットである

・僕は、大学院とは研究という行動に対する向き合い方を学ぶ場である

という認識の違いがあるからだと思う。

研究したいなぁ…(願望)

先輩の偉大さ

僕が学部を卒業する直前、先輩がひとり失踪した。

教授からの激しい叱責と度を超えた罵倒が原因だ。

その先輩はとても優秀で、誰よりも研究熱心だった。

超一流企業の内定も持っていた。

その先輩は学部生のときから3年間教授と議論を交わし研究を大きく進めた。

少なくとも先輩は3年間耐えたが僕は修士1年の夏で終わりか…。

先輩って凄かったんだなぁ。